期末が近くなって当初の想定よりも利益が増えそうな場合、決算賞与を支給する会社が多くあります。
決算賞与は、一定の要件を満たすと期末時点で未払であっても当期の費用として計上することができ、当期の課税所得を減らす効果が期待できます。
未払の賞与と言うと、賞与引当金が思い浮かぶかと思いますが、賞与引当金はあくまで概算費用の計上ですので税務上は費用になりません。
これに対して、決算賞与は賞与を支払うことが確定している確定債務となり、未払であっても費用計上が認められるのです。
そんな決算賞与ですが、その計上にあたってはいくつかのルールがありますので、確認していきましょう。